診療内容紹介[臨床系] 

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 手術の年間総件数は約1,500件で、緑内障手術の件数は県内最多です。白内障手術は極小切開に対応した最新機械を使用しており、術後に起きる乱視や炎症をより早く、より強く抑制することができます。硝子体手術においては、27ゲージという極小切開の手術を行い、従来より低侵襲で安全性の高い手術を行っております。

 緑内障の手術では、チューブシャント手術を2012年から開始しており、手術件数は、全国でトップクラスの実績です。これまでの手術でも眼圧が下がらなかった症例に対して、優先的にチューブシャント手術を選択しています。また、白内障の手術との相性の良い低侵襲緑内障手術も多数実施しております。

 糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、血管新生緑内障などの虚血性網脈絡膜疾患に対し、抗血管内皮増殖因子抗体という画期的な薬剤を、倫理委員会を通して県内でいち早く導入しました。網膜浮腫の軽減や出血・血管新生の抑制において、この薬は劇的かつ安全に効果を発揮します。

 加齢性黄斑変性症においては、この抗血管内皮増殖因子抗体という薬剤と、2004年に認可された光線力学療法の2本柱で治療しています。光線力学療法は、周囲の正常網膜への障害を最小限におさえつつ脈絡膜新生血管に対する治療を行うことができます。いずれかの治療、もしくは両者を組み合わせることで、多くの症例において病気の進行を抑えたり、視力を改善することができます。

 福井大学眼科学教室は、全国の大学病院や基幹病院の医師から注目され、目標とされる診療施設を目指します。

 

 

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