入局を希望する皆さまへ 

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 医師を育成する医局講座にとって、新規入局者は貴重な存在です。日本眼科学会の統計によると、卒後研修必修化に伴った制度改変以後、眼科医を志向する若手医師が急速に減少し、地方病院の眼科閉鎖が全国で起こっています。地域医療と関連が深い、地方の大学医局講座にとって、優秀な若手医師が眼科を志してくれるように環境整備することは喫緊の課題です。

 そのため目標としているのは、古い慣習を改めた近代的な医局講座の構築です。具体的には、眼科独自の教育プログラムにあります。それは、入局から月単位で学習目標を定め、チェック機構により到達度を新規入局者全員に対して行い(4ヶ月に1回)、各人の課題に応じてきめ細かい指導を行います。このチェック内容は文章化され、教授を始め指導医に伝達され、情報を共有化することで迅速な指導に反映されます。

 これにより、新規入局者の眼科教育の遅れを防止します。しかし、教育プログラムに完璧と言う言葉はなく、日々進化させなければなりません。近代的な医局にあっては、プログラムの改革は管理者が行うのではなく、新規入局者や若手医師の意見を聞き、その意見を基に改革します。そのためには、医局講座には封建的な雰囲気がなく、新規入局者や若手医師が気兼ねすることなく活発に議論や意見が言える環境であることが重要であると考えています。

 福井大学入局者の大半は福井大学出身者ですが、他大学出身者も在籍しており、入局大歓迎です。また、福井県で働きたい眼科医の先生、他の科の先生で眼科学に興味がある先生も大歓迎です。優秀な若手が、先輩に気兼ねすることなく自ら希望することを行い、その才能を開花させるために必要な環境を持った、近代的医局講座の構築を目指して改革し続けます。

 

初期研修について研修医教育(専修医)ガイドライン
新入医局員 一問一答