スタッフ一覧:友松威 

職位外来医長・助教
氏名友松威
専門分野小児眼科・硝子体手術
職歴・履歴2001年 福井医科大学医学部 卒業
2001年 福井医科大学医学部眼科医員(研修医)
2003年 舞鶴共済病院
2005年 福井大学医学部大学院
2006年 中村病院
2009年 福井大学医学部眼科助教
現在に至る

 

ご挨拶



 みなさん こんにちは。
 福井大学で助教をしている友松 威(ともまつ たけし)です。
学生の時、周囲のみんなは何科に入るか迷っていましたが、僕はすでに眼科入局を決めていました。

 理由は単純で、
@ 以前から専門職でかつ手術が出来る科に入局しようと思っていた。
A 人間の情報は80%を眼から得ていると言われており、人間が生活するうえで欠かせない最も重要な器官だと思った。 
B 体の中心である心臓を守る先生も立派で尊敬しておりますが、人間が情報を取得するうえで心臓ともいえる眼を守る先生も立派な職業であると思った。
C 眼科の手術は子供の頃からプラモデルが好きでガンダムなどよく作成していたからでしょうか、細かい顕微鏡を使った手術に興味を持ち、集中力の続かない自分にとって手術1件あたりに要する時間が短い眼科手術は、自分に好都合と思った。
D 当医局の手術件数が全国的に見ても多く、手術の上達が早いと思った。
という事で当医局に入局しました。

 入局後は、大学で2年研修してから関連病院へ行き、臨床の勉強をしました。大学の眼科は大変忙しく症例の種類も豊富であるため、大学で勤務しているだけで実力が付くのが分かるほどですが、関連病院は大学と異なり忙しいどころか、他の科の先生と比較しても自由時間が多く趣味の開拓には最適な環境でした。(もちろん臨床に関しては、大学より眼科医師の数が少ないため、多くの白内障手術が執刀できました。)大学が忙しいので関連病院も忙しいと思っていましたが、全くの勘違いでした。
 ちなみに関連病院でゴルフという趣味を持つことができ、一生できるスポーツなので本当に良かったと思います。今年こそは、手術同様に真剣にゴルフの練習をしてスコアーアップを目指します。医局のゴルフ好きの先輩とよくコースに行きます。今後入局した医局の先生も積極的にゴルフに誘ってみたいと思います。

 大学院へ行くため関連病院から大学へ帰り、当時の教授である赤木教授のもと糖尿病眼合併症について研究しました。
 研究内容の詳細は割愛させて頂きますが、アルドース還元酵素と糖尿病角膜症について研究し、卒業論文としました。この研究の継続と2011年7月から教授に就任された稲谷先生は緑内障を専門にされておりますので、今まであまり研究していない緑内障についても研究してみたいと思います。
 今も当時も同じですが、大学院へ行きたいと言って断られた医局員は見たことありません。都会の医局では医局員が多いため、断られることもあるのではないかと思いますが、当医局では全く心配なく、むしろ大学院へ行って欲しいと思っているぐらいです。基礎の研究室に配属される医局員もいましたが、基礎の研究が難しく卒業論文ができず卒業が危ないと、眼科で論文を書き卒業していたので、バックアップもしっかりしているので安心です。

 なんとか大学院を卒業してからは、小児眼科を専門にしました。
 小児眼科では、子供は大人と異なり成長段階であるため、大人に対する眼科知識だけでは診察できず、小児独自の勉強が必要です。しかし、眼科の外来において受診される患者さんの多くは、高齢者の患者さんで小児を診察する機会は少ないです。よって、眼科の先生の中にも小児を診るのが苦手な先生もいると思いますが、当医局では小児眼科専門外来があるため、小児の勉強および臨床研究ができます。おかげで、私も小児眼科を専門とすることが出来ました。
 その他は白内障、硝子体手術も施行しています。大学では、白内障手術をはじめ硝子体手術や角膜移植も多数行われているため、日々新鮮な気持ちで手術にあたることが出来ます。症例が多い当眼科教室のおかげであると思います。いろいろ知らないことを学び、その知識が患者さんに還元され治療に生かされることを大変うれしく感じます。
 眼科の当医局は自由であり、大学でスペシャリストになり日々難症例と戦い生きるのも良し、関連病院もしくは個人で地域医療に貢献し、悠々とした生活を送るも良しの自由度の高い医局です。入局先が決定していない先生方は、ローテートで選択して適正があるかないか確認しても良いのではないかと思います。

 気軽にローテートしてください。お待ちしています。