スタッフ一覧:高村佳弘 

職位副科長・准教授
氏名高村佳弘
専門分野糖尿病網膜症・硝子体手術
職歴・履歴1996年 福井医科大学医学部 卒業
1996年 福井医科大学医学部眼科
     医員、助手(現助教)
1998年 福井医科大学医学部大学院
2002年 福井医科大学眼科 助手(現助教)
2003年 米国ネブラスカ大学眼科 留学
2005年 福井大学医学部眼科
     助手(現助教)復職
2009年 福井大学医学部眼科 講師
2012年 福井大学医学部眼科 准教授
現在に至る。
主な業績2007年 白内障学会 奨励賞
2009年 糖尿病眼学会 奨励賞“福田賞”
2014年 平成26年度参天製薬創業者記念眼科医学研究基金
学会での活動日本糖尿病眼学会理事
日本白内障学会評議員
日本眼科学会総会プログラム委員会委員(2013年8月〜)

 

ご挨拶



 みなさん こんにちは!福井大学眼科で准教授をしています高村佳弘(たかむら よしひろ)です。眼科に興味を持ってこのページを開いて下さってありがとうございます。眼科医でいると病気を治せる、もしくは進行を止める事で患者さんのお役に立てる喜びを実感できます。眼科医になって良かったと思いますし、何度生まれ変わっても眼科医でありたいと思っています。眼科医の仕事は寿命を延ばす事ではなく、患者さんを失明から守り、より良い視力をもたらす事で、その方の人生そのものを明るくすることです。そのために日夜 充実感をもって患者さんを悩ます眼病変と格闘しています!

 私の専門は糖尿病眼合併症です。糖尿病網膜症は進行すると網膜剥離に至り、最悪の場合失明してしまいます。それを防げるかどうかは自分の手術にかかっています。手術において出血を除去し、強固な増殖膜を取り除いていく過程の中では、患者さんの眼に光が蘇ってくる事が実感されます。自分の手で必ず治すぞ!という強い意志で顕微鏡を覗いています。手術には苦労もありますが、何より術後に“見えるようになった!”と喜んでいただけた時は、外科医冥利に尽きます。眼科医やってきてよかった〜という実感があります。毎日がとてもドラマチックです。眼科の手術、マイクロサージャリーは数多くこなす事で必ず上達できます。眼科医になってこれから、という若い先生には是非数多くの手術をしてもらい、患者さんには術前に“大丈夫ですよ、私に任せて下さい”と自信を持って言える術者になってもらいます。またそういったプロフェッショナルな外科医を育成する環境を私たちは整えています。

 基礎研究では、私は糖尿病眼合併症の大きな原因と考えられるアルドース還元酵素(AR)の働きについて探求を続けています。むかし研修医だったころ、高ガラクトース食を投与されたラットが真っ白な白内障を発症する様子を見て驚き、さらにその飼料にAR阻害剤をほんの一つまみ混ぜて与えるだけでその発症をほぼ完全に抑制できる事を目の当たりにしてから、私の研究魂に火が付き、それからずっと自分の興味の赴くままに研究を楽しんできました。皆さん、研究にはどんな印象を持っていますか?医学生のうちなどは臨床家を思い浮かべる人が多く、研究といってもピンとこない人が多いかもしれませんね。勿論、臨床で実際に患者さんを治療する技術を磨く事は大事です。でもそれを進めるうちに、なぜこの病気は発症し、進行するのか?根本的に防ぐ方法はないのか?といった疑問を抱く機会があるはずです。そこで既存の知見に頼るのではなく、自分で探求をしてみましょう。病気に対する理解も深まりますし、自分で新しい発見をすることには知的ゲームとも言える面白さがあります。自分が何か発見したことで患者さんにより良い治療を提供できたら、目の前の患者さんだけでなく、大勢の方を助けることになります。若いうちに臨床だけでなく研究もし、学位も取って広く根を張っておくと、将来大きく枝を伸ばしてきれいな花を咲かせる事ができます。それは、その領域の最先端にいる事を意味します。充実した臨床の実践力を培いながら、楽しく研究ができる、そういった環境を私たちは皆さんに提供します!私も普段臨床において、どの治療が最も効果的なのか?より良い治療効果を得るにはどうしたら良いのか?を考えるのが好きです。医局員同士、または学会などで他大学の先生方とアカデミックな議論をする時はとても楽しいものですよ。

 患者さんをハッピーにするのが私たちの仕事ですが、それと同時に働く側の眼科医もまたハッピーであらねばならない、と思っています。女医先生の働く環境しかり、大学院生の学ぶ環境しかり、研修医先生しかりです。私は医局の先生とざっくばらんに話をするのが大好きです。教室は和気あいあいと楽しい雰囲気です。皆さんも充実した、幸せに満ちた眼科医の生活を体験しませんか?外科系を志された方は短期間でも良いですから是非、ローテートで眼科を選択してください。きっと眼科の素晴らしさを実感してもらえると思います。質問などがあれば、いつでも気楽にご相談ください。楽しくお喋りしましょう。お待ちしています!