スタッフ一覧:友松洋子 

職位医員
氏名友松洋子
職歴・履歴2008年 福井医科大学医学部 卒業
2008年 福井県立病院(研修医)
2009年 福井大学医学部付属病院(研修医)
2010年 福井大学医学部 眼科 医員
現在に至る

 

ご挨拶



 2008年に福井大学医学部を卒業し、同大学病院で初期研修を終えた後、眼科に入局しました。入局した決め手は、関連病院に恵まれていていること、研修でローテートした際、医局の雰囲気が温かかったこと、若い先生方が指導医の先生のもと、多くの手術に入っていた事などです。
 
 実際に入局してみますと想像していた以上に恵まれた環境でした。たくさんの方に支えられて指導して頂き、眼科の技術だけではなく、人間的にも大きく成長することができる医局です。

 現在、入局を考えている方、迷っている方に参考になればと、少しお示しします。
1 外来
 手術や関連病院での診察を除いた日は外来で視力検査・光干渉断層計・造影検査・手術前検査などを担当します。眼科外来にはさまざまな検査があり、どの検査も実際にやってみなければわからない奥深さがあり、そのようなことを知るための期間も必要なのだと知りました。また、外来で行う処置(涙道洗浄、手術後の抜糸、結膜下注射、様々なレーザー処置)なども少しずつ指導のもと習得していきました。早期から一般的な処置はできるようになるように配慮されています。
2 診察
 病棟は27床でほぼ常に満床です。平均すると5〜10人程度の入院患者さんを上級医師とともに担当し、幅広い疾患を経験することができます。上級医師より早く診察することで、自分の所見と上級医師の所見の違いを毎日確認でき、とても勉強になりました。火曜日には教授回診があり、自分の担当患者さん以外についても知り勉強になるよい機会です。また、眼科は目だけでありますが、自分が思っている以上に奥深く、興味深いことも知りました。
3 手術
月曜日、水曜日、金曜日には1日15件前後、手術を行っています。時には緊急手術も入ります。白内障、緑内障、糖尿病網膜症、裂孔原性網膜剥離、黄斑疾患、外眼部、涙道疾患など幅広い手術を、2部屋で並行して行っています。初めは助手や外回り、機械出しを務めていき、指導医のもとで少しずつ手術手技も習得していきます。
4 待機
 待機は月に3〜5回程度行います。緊急手術を要する患者さんから大学病院ではむしろ珍しいような一般的な疾患まで広く経験できます。夜一睡も眠れないほど忙しいということはほとんどありません。
5 関連病院
入局後、関連病院に診察に赴いたり、手術助手に行く機会が多々あります。初めのうちは、緊張と不安で一杯ですが、「大学病院で見る以上の疾患の方はこないからどんと構えて行きなさい」という、上級医師の言葉にどれほど助けられたかわかりません。
6 休み
 土曜日は入院患者さんがいる場合は1日1回診察するのが原則です。
日曜日、祝日は診察を当直医に依頼して休むこともあります。
 眼科医としての生活に慣れつつありますが、やはり楽ではありません。しかし、とてもやりがいがあり、大切な人と出会い、そして良い刺激を受けることのできる環境です。最初の一歩を踏み出す場所としてとても恵まれていると思います。

 もし眼科に興味があるならば、是非医局へ足を運んでみてください。